キーフックアプリを考える

X02HT、安定稼動中です。
Windows Mobileが、Pro版かStd版かで、できること・できないことに違いがあって。
元々、Pro版の端末(W-ZERO3はProじゃないけど、似たようなもの、X01HTはPro)を使っていたので、その頃にできていたことが、一部できなかったり、不便だったりするのがストレスでした。
ですが、それもすっかり慣れたというか。
あきらめるべきところはすっぱりあきらめてしまえば、処理は軽いし、入力もしやすい、安定していると、いいことだらけです。


で、キーフックアプリ。
X02HTは、標準ではコピペができません。
そもそも、Ctrlキーが無いし。
これは不自由です。
で、これを何とかしてくれるのが、KOTETSUさんEASY CLIPだったりするのですが。
範囲選択や貼り付け。
メニューから選ぶのは、ワンクッションあって、少しストレスに感じます。


そこで、キーフックアプリの登場です。
wasa_biさんの、x02keyhookや、sip050さんの、htX02Hookなどを使えば、キーの組み合わせで、範囲選択や、コピペができるようになります。
これは非常に便利です。
本当は標準でOSが搭載すべき機能でしょうが、その欠点を補ってしまうアプリを開発されている方々のおかげで、X02HTも非常に便利になりました。


ただ、個人的には不満が残ります。
それは、コピペや範囲選択を行う場合。
かならず、両手操作が必要になること。
キーフックアプリでコピペを行う場合。
FNキーとCを同時に押す必要があります。
これは標準のWindowsXPなどでも同じことです。


ですが、ゴロリと寝転がって、片手でX02HTを操作していることが多い自分は、範囲選択やコピペ時だけ、両手操作をしなければならないのがストレスでした。
そこを、前述のEASY CLIPで対応していたのですが、これも完全とは言いにくい。


で、いろいろと試行錯誤した結果。
X01HTの頃に、お世話になりまくった、GzhさんPQzIIを使うことにしました。
残念ながら、PQzIIは、X02HTには正式に対応していません。
また、コピペを単体で行うことも(できるのかも知れませんが)無理です。
範囲選択は、以前みつけたキーコードを指定すれば問題なし。
なので、コピペの部分に関しては、前述のhtX02Hookに同梱されている、htCopipe.exeを使って行うことにします。


長くなるので、詳細は別で書きますが、現状、HOMEキーをCtrlに指定して、
Ctrl+C:コピー
Ctrl+V:貼り付け
Ctrl+X:切り取り
Ctrl+A:全選択
Ctrl+Z:アンドゥー
Ctrl+Shift(CAP):範囲選択開始
Ctrl+FN:範囲選択終了
ができます。
PQzIIは、Ctrlキーを1度押すと、押された状態を保持しますので、+と書いていますが、同時押しする必要はなく、コピーであれば、HOMEキーを押す→Cキーを押すで、コピーできます。


また、それとは別で、StdキーのBackSpaceは、ProやWindowsXPとはキーコードが違うため、あちこちで不具合が出ていました。
(例:NetFrontのPro版を使うと、BackSpaceでは前のページに戻らず、画面が後ろへ回ってしまう
   MZ3はBackSpaceで通信を中断したり、前の画面に戻れるけど、これも動かず)
ただ、StdのBackSpaceをProと同じコードに変更してしまうと、今度はIEレジストリエディタ等、Std用に開発されたアプリでの動作に問題があります。
特にIEなどは、戻るキーが無い上に、メニューにも戻るが無いので、このキーを変更してしまうと、IEでのブラウジングは難しくなります。


そこで、通常のBackSpaceはProと同じキーコードを。
Ctrl+BackSpaceはStd版と同じキーコードを出すように設定してみました。
すると、非常に便利。
NetFrontは画面最大化すると、Std版でもBackSpaceで戻れなかったのですが、それがPro版のキーコード指定で戻れるようになりました。


それ以外にも、Ctrlとの組み合わせで、いろいろなアプリの起動、回線の接続や無線LANBluetoothのON/OFFなんかも割り当てられます。
アプリの終了に関しては、終わらせてはいけないアプリも終わらせてしまうようなので、今のところはAE Button Plusに任せています。


ますますX02HTが便利になりました。